千葉工業大学考古学講座・ハルベトスワン・テペシ2024年発掘成果
1年ぶり2回目、千葉工業大学の地球学センターによる一般向け研究報告兼考古学講座です。
昨年も花粉真っただ中の時期で今年も同時期に開催
前回は60分で時間がやや足りなかったですが今回は90分に拡大、
質疑応答の時間も設けられて有意義な時間となりました。
印象に残ったのは昨年の研究報告では狩猟採集民が巨大石柱建造物を建てた
=狩猟採集民が集団間で連携し大きなコミュニティを作っていたのでは
という方向性でしたが、
今回はその時期に穀物の栽培が始まっていた遺物が出てきたため、
やはり農業の始まりで社内構造に変化が起きたと見る方向に変わっていたという点です
また、今回は人骨の調査も進んでいるようです。
ギョベックリ・テペでは頭が多いが
ハルベトスワン・テペシでは手足と下顎骨だけのことが多い。
再葬で頭の実をギョベックリに献上していた可能性あり
土器がない文化なので炭化物で年代を調べて年代を特定している。
この地域の土器はいつごろから出てくるのか?
(チャタル・ヒュユク(9,000年前)には土器あり)
漆喰塗りの床を用いている。漆喰の起源も知りたいかも
質疑応答で例のチャタル・ヒュユクとの関係性についての質問がありました。
自分も知りたいと思っていたのでありがたい
民族的には違う。農耕文化が西に伝わる過程で生まれた文化といえるので関係ないことはない。
チャタルの黒曜石が出ているそうなので交流関係はある そうです
三囲神社(みめぐりじんじゃ)
スカイツリーの喧騒を抜けて10-15分ほどの閑静な立地、三井家の守護神とのこと
手水が流れていないのが不思議ですね。
手水の用途的に溜めているわけではないと思いたいところ

本殿はなかなか重厚感あり、あとさすがにライオン像はわかりやすいですが、
要石は見落としてますね。大蛇を封じているとか
苔を育てているため踏まないようにとの貼り紙 稲荷が目立ちました。稲荷がらみの由緒がありますからね
祭神は宇迦御魂之命。
由緒に文和年間(1353-1355)近江国三井寺の僧源慶が遍歴した際
白狐にまたがった翁の神像が掘り起こされ、その時白狐がどこからともなく現れ
神像の回りを3回回って死んだことから「三囲」となった説があるそうです
もう一つの説は隅田川の三つの曲がり(三囲)にちなんでとのこと。
プチ鳥居参道がある稲荷が2社もあります。ちょっと珍しい風景です

社務所はインターホン形式ですが、
人がいそうな気配がないし時間が遅かったので御朱印類は確認しませんでした
そばに民俗博物館、こちらも時間がないのでパスですが
この地域は古墳時代以降は遺跡があるようです。縄文弥生は海だったのかな。
それより前の旧石器時代の遺跡が眠っている可能性もありますが、
埋め立てているわけなので見つけるのは難しいかも
その少し先に牛嶋神社という興味深い名称の神社あり。
時間の関係で入りませんでしたが貞観年間創建ということでかなり古社ですね。
関東大震災で昭和7年に現在地に遷座。またの機会に来てみたいです