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お茶のこ彩々別館・古代史・神社のお話

日本の古代史(主に縄文~古墳時代。上古代の重要文献『ホツマツタヱ』)勉強中の一般人が、勉強で感じたことや神社を参拝した際の感想などを載せていこうと思います

2024年12月:春日大社

藤原氏の氏神の鹿島の武甕槌命を710年、
もしくは香取の経津主命、枚岡神社に祀られていた天児屋根命・比売神と併せ
768年に春日の御蓋山に祀ったのが始めとされるが、
発掘調査でそれより前からの祭祀の地であることが分かっている。
地主神は榎本神社として祀られている。


ホツマツタヱで固有名詞としてのミカサは、古くは武甕槌命の父・ミカサヒコ。
天児屋根命は武甕槌命の娘婿に当たるのでそれにちなんで御蓋山となったと思われます。
また、御蓋山はアメノコヤネがニニキネ(瓊瓊杵尊)に倣い、
春日国のトブヒノ丘(飛火野)に大和川を掘った土を盛って造ったとされている
そうです(これはオーバーな伝説なのか、治水くらいはしてるのかな)

大和川は大阪方面からJRで向かうときに丁度見ることができてよかったと思います。
JRの奈良からは歩きだと結構遠そうで、バスを使いました。
結構途中で人が降りるので、ゴールまで乗ると行きすぎなのかと思い
東大寺大仏前あたりで降りてみたところやや早かったようで、
しばらく歩いて脇から大社に入った感じになりました。

諏訪大社と造りが似ているかなと思います。
ご神体の山を遥拝しているところが共通していますね
(ただしこちらの本殿は遥拝型ではなく別に遥拝所あり)



有料エリアの拝観はできない日だったので残念ですが、
あまり時間がなかったので中見たらゆっくり回れなかったかなとも思います

灯籠を奉納した元祖の神社であり、神楽殿の元祖でもあるそうです。
また藤原氏のご神木と言える藤もあります(季節ではないですが)


奥の「紀伊神社」まで行ってみることができました。
祭神の五十猛はスサノオの息子でホツマではオオヤヒコ、
造船に長け紀伊国に拠点を置いたとも言われます

夏場だと虫が多いかも、冬でよかったかな
御蓋山の正しい遥拝所もあります。
どこにでも現れる空海さん、
それに関わる善女龍王という龍神信仰の起点と言われるポイントも。
伊勢神宮の遥拝所もあって、やはり大きい神社だなと思います。

本当に鹿が人のいるところには普通にいますね。
せんべい狙いと思いますが、一人で鹿にもまれるのも不安なのでやめておきました

貫禄のある鹿の手水も立派でした(昭和18年設置)


鹿島から勧請するときのイメージ図、鏡を乗せた鹿の像が興味深いです。
なんと令和5年12月16日設置、出来立てほやほやでした!



鹿もそこら辺を歩いているので銅像と一緒に撮れます。
鹿嶋神が鏡、経津主神は刀が象徴ということですね。

そして国立博物館も閉館日だったので国宝館に入ってみます
(どちらにしても時間なかった)
参拝者は外国人がそこそこいるのですが、国宝館にはまったくいませんでしたね。
展示はテーマで結構変えているようで、今回は武士の奉納品がテーマでした。
昭和に発見された刀剣や国宝の矢のセットなど。

矢の携帯アイテムの時代による違いはあまり気にしたことがなかったですが、
比べてみると違うなと思いました。
旧いものは矢を挿すタイプという感じで、近世の物は蓋がついていました。
青い螺鈿が施してある弓がきれいでした。
工芸品として極めているけど、実用に向かないデザインになっているのが
江戸時代という感じです。

正しい参道を通って近鉄奈良へ戻ります。下鴨神社の匡の森に似た感じです。
県庁の中に鹿がいて自由に草を食んでいるのが優雅でいいですね。


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プロフィール

HN:
茶人(別HN:さいおん南)
性別:
女性
自己紹介:
2019年までは普通のアニメ映画好き。この4年で一気に裏情報を知った者です。一応歴史を専攻していましたがそれまではそこそこ。日本古代の「偽書」の世界を知って俄然やる気が出てきて、人生史上一番本を読んでます。アジアや世界全体の古代と、日本古代の関係を包括的に見て行きたいと思っています

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