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お茶のこ彩々別館・考古学歴史・神社のお話

日本・アジア中心の考古学・歴史・文化史・民俗学勉強中の一般人が、勉強で感じたことや神社を参拝した際の感想などを載せていこうと思います

2025年7月:大鳥大社

泉佐野に行く機会があり、ここだけは押さえたかった和泉国一宮 です
午前中に行く予定でしたが、アウトレット見ていて遅れましたが行けてよかった。
祭神の一柱はヤマトタケル:化身の白鳥が降り立ったといわれることから。
創建は1900年前と言われます
 
なかなか立派です。駅から7分程度ではありますが、
ルートの旧熊野街道に街路樹がないので猛暑の中では十分きつかったです
一の鳥居から立派な参道がありますが、
参拝で主に歩くところにはそんなに木陰はないですので
(亀池など三つの池があるが立ち入れなかった模様)
一の鳥居の前には交通量多めの道路が。
鳳駅の線路のほうから延びる旧熊野街道(小栗街道)と鳥居にぶつかる府道・大阪高石線から
直角に繋がる現行の熊野街道の合流点があるのも、交通の要衝という感じ
車で来ている人もそこそこいそうです

 
暑い中なのでじっくり見るのは無理でしたが立派な本殿と拝殿でした。
モチーフの大鳥=鳳凰が中国人に人気なのか、日本人より多いかもしれない印象でした。
(日本の信仰は縄文弥生が蛇・古墳で鳥が強くなったとも言いますが)
御朱印サイズくらいの薄手のクリアカードがもらえるおみくじをしていました。
インスタなどで宣伝してるかと思いましたが、意外とSNSはないみたいですね。

仁徳天皇陵が数駅先にあるのでもしかするとセットで観光コースなのかも知れません。
またの機会にぜひ行ってみたいですがこの時期はきついので、屋内施設も取り入れたい。
 
御朱印は2,3人?体制の手書きでベテランの方もいらっしゃいました。
金の鳳凰の印がいい感じ

 
本殿の真後ろにある、創建当時からの信仰対象とされる
奥宮の影向石(ようごうのいし)も頑張って見てきました。
 
もう一柱の祭神は大鳥連祖神(おおとりのむらじのおやがみ)
明治時代の考証によると大鳥連が祖神を祀ったのが始まりだと
考えられているため重視されるように。
大鳥連は古代氏族名鑑『新撰姓氏録』天児屋根命の後裔、江戸期に断絶。
和泉総社の神職が祭祀を引き継いでいる。
天児屋根命は中臣氏が祖神としている神様なので、大鳥連も中臣系列ということに。
ホツマでは大鳥郡は天津麻良命の後裔・大庭造の居住地
天津麻良は饒速日命(=ニニキネ兄・クシタマホノアカリ)
常陸から飛鳥へ降臨時の五部人の筆頭。
 
中臣氏系であれば古代豪族として力を持っていたことが推察されますね。
 
自販機で水を買って冷やしながら駅に戻りましたが、これがないときつかったかも
 
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プロフィール

HN:
茶人(別HN:さいおん南)
性別:
女性
自己紹介:
2019年までは普通のアニメ映画好き。この5年で一気に裏情報を知った者です。一応歴史を専攻していましたがそれまではそこそこ。日本古代の「偽書」の世界を知って俄然やる気が出てきて、人生史上一番本を読んでます。日本の考古学・歴史と、アジアや世界全体の関係を包括的に見て行きたいと思っています

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