博物館「泉屋博古館東京」方の講演会が満員だったためこちらに申し込んでみました。
みなと科学館のプラネタリウムで行われた講座でしたが、内容はなかなか興味深かったです
古代中国や西アジアは日本の神話の元ネタであり相互関係があるといわれるので。

対象の星座が西洋版プラネタリウムのこの位置にあるというのを確認しながら。
いかんせん暗くあお向けになるのでやや眠気が…
中国版アダムとイヴ伏羲(ふっき)・女媧(じょか)の紹介、
伏羲は指金 女媧はコンパスを持つ
これでほぼすべての図形が描ける、古代支配者の証。
確か本で見たことはありますが、
アップでよく見ると伏羲の足が蛇のようになっていましたね
西王母は桃を7つ持ち、3つは自分が食べたということを表しているそう。
女神仙女的なイメージは割と近世のもの
古代のレリーフ上では地獄の帝王のように禍々しい姿だったりする
改めて中国の伝説を画像でよく見てみるのはいい機会でした。
西王母が掲載されている「山海経」は実在の勢力を妖怪化して表現したもので、
トリッキーな表現で焚書坑儒などを潜り抜けてきたともいいますので
古代の文献は謎が多いんですよね。
西王母と対置されるのが東王父で、こちらは東方の蓬莱山ほうらいさん上に住んだという。
これが日本の縄文人を指しているという説もあったり
2割真実8割嘘、スピ系や某新興政党に悪用されるのはあれですがロマンですよね。
春に上ってきて秋に沈む西洋の蠍座が中国では最も重要とされる
青龍座の範囲にあたるとのこと。
講師の山本尭さんはなかなかイケメンな学芸員さん^^
ご自身が世代ですし子供が来ていることに配慮してポケモンなどのネタを
合わせてくれていましたね。
書籍購入してみましたので楽しみ。
客層はベテランな感じの女性が割と多く、山本さんのファンの方もいそうです。