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お茶のこ彩々別館・古代史・神社のお話

日本の古代史(主に縄文~古墳時代。上古代の重要文献『ホツマツタヱ』)勉強中の一般人が、勉強で感じたことや神社を参拝した際の感想などを載せていこうと思います

2023年7月:日光旅行記

北関東方面のホツマ神社にはまだあまり行けていないので、
機会があるといいと思っていたところ、日光でショーがあるので、
1泊して二荒山神社へ参拝する当初の計画になりました。
ホツマ関連で行くべき神社と思っていましたが、ちょうど下野国一之宮になります。
また、当初は本宮のほうのみ参拝の予定でしたが、
中禅寺湖の中宮祠まで行くと避暑になっていいかなと思い2泊としました。

ホツマ解説によると、男体山の麓のウツ宮にてウツキネ様が少年期を過ごしたとのこと。
ウツ宮が今の宇都宮の名に通じているそうですが、麓というにはちょっと遠いんですよね。
男体山が活動的な時はここまで離れていたほうがよかった可能性がありますが
最新噴火は7000年前とのことですし。
本当に麓というなら、登山口の中宮祠か、
いろは坂を下った日光市街地の二荒山神社どちらかがが適地じゃないかなあと。

そしてホツマの記述とは別の根拠だとは思いますが(裏では知っているかもですが)
宇都宮の二荒山神社は下野国一之宮を主張、認められているようです。

表向きには勝道上人が男体山を修験道の場として開いたのが
日光信仰の始まりということになっていますが
もちろんホツマによるともっと古くから信仰があり、
事実、男体山の山頂から古墳時代の遺物も出土しているとのことです。

そもそも男体山の登山口と、山頂奥宮という一番いいポジションに二荒山神社があり、
仏教の中禅寺立木観音はあくまで湖を挟んだ向かい側や、日光市内にあります。
既に上古代の信仰があって、仏教があとからやってきたと考えるのが自然ですね。

1日目はショーを見に霧降高原へ。会場は広くないので結構よく見えて満足^^
通り雨もあり、東京よりはだいぶ涼しいですね。
霧降高原アイスアリーナからの帰りを歩いてみましたが、そこそこきついです。

2日目はお寺は入場料がかかることもありスルーして、二荒山神社へ。
東照宮には記憶では2回は来たことがあります。子供時代と合宿だったと思います。
日光駅前通りから、神橋をバスで少し上ったところになります。
東照宮→輪王寺→二荒山神社が修学旅行のコースみたいですね。
U字工事のようつべ番組で予習していたので、ざっくりとは見ていましたが
やはり実際来てみると配置の感覚がぐっと明瞭になります。
本殿前真ん中にできたての黄金のウサギ像(ラピスを持った)が鎮座…
ウサギ人気はわかりますが、格式的にもっと脇に寄せて配置して欲しいかな。
全域に風鈴飾りが施されていました。
神苑には入場料がかかりますが、入ってみました。本殿を横や上から見ることができます。
大国殿に長刀の展示あり。裏山が少しだけ散策でき、涼しい空間です。

神社鎮座地王道の湧水ありですね。二荒霊泉はペットボトル購入で持ち帰りできます。

プリントされた格言があちこちに貼ってあり、アットホームです。
裏の恒霊山に、男体山ほかのパワーが集積してくるとのこと。



大国さん(ホツマではクシヒコ様)押しなのは、
タカヒコネと共にニニキネの重臣だったこともあるかも。
日光本来の信仰の場として、東照宮と違う立場で盛り上げていきたい気概は感じられますね。
御朱印はベテランの方の達筆でいらっしゃいます。

神橋まで下りて陽射しがきついので金谷ホテルで涼みます。
さすがに古い建物で待機スペースは暗いですが、空調ばっちりです。
その間に雷雨がありました。


日光駅に戻り、中禅寺湖にバスで登ります。
今回初めて意識したのですが、いろは坂は84年にはすでに上りと下りが分かれているんですね。


中禅寺湖畔の日差しは日光市街地と同じように厳しいものの、明らかに一,二段は涼しいです。
3日目は二荒山神社中宮祠に。
午前中は晴れていて、男体山と中禅寺湖の美しい姿を見ることができました^^



二荒山神社中宮祠・正面鳥居は湖に向かって建っており、道路が横切っています。
近くに横断歩道があるとよさそうですが。
ウサギと似た金の鱒の像がありますが、真ん中配置ではないのでいいかなと。
鱒釣りおみくじがあります。歴代の修験者を祀る山霊宮も。

また、フクロウとトトロのラフめの木像が点在しています。
トトロ=ミミズク(ホツマで一番重要な神獣説あり)ということの
暗示かどうかはわかりませんが。

拝殿の右に登山道口があります。最初の石段の一番上くらいまで行ってみました。
そこから更に木の段が続いています。

往路が3時間半なので結構な登山ですよね。

宝物殿は1000円ですが、せっかくなので入ってみました。
かなり刀剣のウエイトが高いですね。あとはお神輿がスペースをとっています。
個人的には男体山頂遺跡の古墳時代の遺物が見れるかもとちょっと期待しましたが、
あくまで奈良時代以降というのが表向きのようで、展示もそれに沿っていました。

祭神は公式でもタカヒコネ様、ホツマではさらにその乗馬の師匠のヲバシリ様
いずれも乗馬にたけた神様です。
タカヒコネ様は北関東を若き日の拠点にしていた三代目日嗣の君・ニニキネ様
乗馬を教えたということで、この地域に祀られたということがありそうですよね。

明解な奈良時代以降にスポットを当てれば楽なんでしょうが、
なぜその祭神をここに祀ったかをいろいろな古文書をもとに
掘り下げていただきたいもの。
そしてそれがきちんと表に出せる日本になって欲しいものです。

パンフコーナーには那須方面の縄文博物館情報紙が多くありましたので、
そちらが上古代に力を入れているエリアということかな。
刀剣の製造工程の上映があり、もののけ姫の鉄製品の原料「玉鋼」が出てきたのは
参考になりました。

そして戦場ヶ原でもよかったかもですが、行きやすさで竜頭の滝に行くことに。
滝上から少し下ります。

トンボが半端なく多く飛んでいます。水がきれいなんでしょう。

そして二荒山神社中宮祠一の鳥居に戻ってきまして、残り時間で立木観音へ。
立木観音=中禅寺だと認識していませんでしたが、
入り口の正式名称を見てわかりました^^;
来てみてよかったです。

時間もそれほどないので外観だけにしましたが。
天台宗の寺院ですが、真言宗で用いられる金剛夜叉明王が祀られているとのこと。

15時ごろのバス下りは利用者が多く、
いろは坂では座って乗る必要があるため、臨時便が出ています。
坂を下りてから神橋までが結構渋滞していたので、余裕を持っていて正解でした。
帰りはスペーシアではありませんでしたが、
フットレストがある旧型スペーシアに比べて、むしろ座席の前スペースが広いです^^

少し避暑になりましたし、男体山と中禅寺湖もきちんと確認できたので
やはり登ってよかったと思います。
夏場は今回のように高地か北のほうを狙って、無理のないスケジュールや
屋内も利用しつつの計画にするといいと思いました。


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プロフィール

HN:
茶人(別HN:さいおん南)
性別:
女性
自己紹介:
2019年までは普通のアニメ映画好き。この4年で一気に裏情報を知った者です。一応歴史を専攻していましたがそれまではそこそこ。日本古代の「偽書」の世界を知って俄然やる気が出てきて、人生史上一番本を読んでます。アジアや世界全体の古代と、日本古代の関係を包括的に見て行きたいと思っています

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