初詣第二弾は鎌倉へ。お正月の鎌倉ということで混雑を恐れつつも
鎌倉最古と言われる、龍関連の神社を目当てに参拝することにしました。
龍口明神社
創建は古墳時代の538年もしくは552年と言われます。五頭龍を祀り、
江ノ島神社の江ノ島弁財天と暴れ者の五頭龍が結婚して
龍が福の神に転じたという伝説が伝わります。
もとは江ノ島に近い龍口明寺の隣に位置(というか神社の方が元からあったと思われる)
氏子の希望で昭和後期に遷座しています。一般に龍(たつ)の口ともいわれているそうで、
洞窟がつながっていたりするのでしょうかね。
「ホツマツタヱ」では江ノ島の姫はタキコ様。
タギツ姫・サカムエノシマ姫(相模江ノ島姫)とも言われます。
カグヤマツミ様の妻となりカゴヤマを生んだとされます。
カグヤマツミ様(橘山)は駿河・信濃地域(ホツマ国の一部)の有力者の家系であり、
タキコ様はアマテル様(アマテラスはホツマでは男性)の娘の一人になります。
そして九州で幼少期を過ごし、海神要素も持ちます。
というわけでこの伝説が象徴しているのは、
駿河・信濃地域の有力者カグヤマツミ様に、天神かつ海神族のタキコ様が嫁いで
カゴヤマ様(籠山=竜)を生んだことなのかなと思います。
カグヤマツミ様は天孫ニニキネ様の兄:ホノアカリ様の
奈良への天孫降臨に従ったことで有名。
もう一柱の祭神の玉依姫は、ホツマでは南九州に住んでいた
海神族・トヨタマヒメ様の姪にあたります。
西鎌倉から一番大きい通り沿いの信号を渡り、坂をしばらく上った所に鎮座。
車の利用が多そうで、参拝者は近所の方中心でしょうか。
結構穴場だったようで、参拝の並び時間は10分くらいでした。

五頭龍の像があり、龍神社らしさを醸し出しています。
ご神木が珍しいですね。
タブノキは葉っぱがヤツデのように割れているのか…

あれ、検索で出てくるタブノキと違う?と思ったら、
タブノキにヤツデが共生しているんですね。

ご神木のパワーを受け、これまた聖なる木が共生している感じ。
ヤツデはホツマにおいて扇のもとになったと言う記述が確かあったと思います。
御朱印がスタンプや印刷の書置きなのがちょっと残念ですが、
少しグッズ展開あり。
ポスカセットがありました。神社としては珍しいですね。
佐助稲荷神社
鎌倉駅から鶴岡八幡宮とは逆方向に歩いていき、
銭新井弁天との標識を左に曲がり、坂を登ったところに鎮座。
佐助とは「佐殿」(すけどの)と呼ばれた源頼朝にちなんで。鎌倉殿ネタですね。
石段に鳥居が多く奉納されており、稲荷らしさがありますね。

本殿は水害で倒壊、跡地まで登れますが旧い石段ですので足元に注意。
その下のスペースに本殿が再建されています。

境内右に定番の湧き水スポットもあります^^
御朱印は書置き印刷で700円、これはちょっと高いかなあ。
銭洗弁天宇賀福神社
先ほどの標識からそのまま坂を上っていくと岩のトンネルがあり、
くぐったところに鎮座。
後述しますが社殿の奥の高まりの先には、
前方後方墳上に建つと言われる
葛原岡神社があります。

境内左奥に銭洗いをする洞窟があります。湧水の名所になりますね。鎌倉五大名水だそうです。
右奥には小さな滝のある池があります。
神社巡りは好きですが、そこまで縁起担ぎをしないほうなので銭洗いはしませんでしたが、
お参りまで30分は待たないくらいの列でした。
お参りをした後は、さほど並ばず銭洗いができるようです。
奉納の鳥居は石製もありますが、木製のものは朱塗りしていません。
意味があるんでしょうかね。
御朱印は書置きですが、なかなか達筆なのでおすすめです。
葛原岡神社
銭洗弁天入口前に徒歩6分で到着と看板があったので、ついでに参拝してみました。
実際は銭洗弁天から結構急な坂道を上り7,8分くらいで入り口の石段に着き、
そこからさらに参道を7,8分くらい歩きますかね。
南北朝時代処刑された南朝派の日野俊基の墓があり、
その方を明治時代に祀ったという。敷地が広く立派な神社です。
この土地は古来梶原氏の祖先:葛原(かずらわら)親王(786年〜853年)
の古墳とみられているらしいですが、そちらが大変気になります。

おそらく社殿の後方にある裏山が後方部・くびれ部分が神社の敷地にあたるとのこと。
行ってみると体感できますが、神社の敷地は確かに
人工的に平坦な部分が広くとられて造られている感じがします。
明治に整備される以前からこの地形だったのでしょうね。
「葛原岡」の地名と「梶原」の名前の由来は親王からきているわけですね。
そして日野も梶原も鎌倉サイドに粛清された共通点があるなと。
葛原岡神社と裏山が150メートル級の前方後方墳だとすると、
国内では二番目の大きさになるそうです。
しかし古墳築造は関東では8世紀の初め頃、
東北地方では8世紀の末頃でほぼ終わるとされています。
9世紀の古墳となると時期的にちょい微妙な気もしますが、
名残もある時期ではあると思うので調査をしたらすごい発見があるかも??
(神社が考古学調査依頼したら依頼先に拒否されたとか。)
とても珍しかったのが、本殿をお参りする前に、
神主さんが大麻(おおぬさ)でお祓いをしてくれるサービス。
列ができるお正月限定と思われますけど。
丁度ベテランの方から中堅の方に交代した初めの参拝者となり、
ある意味いいタイミングでした。
神社の大きさの割に、社殿がこぢんまりしているのも気になりました。
拝殿と本殿が別に作られていないんですよね。
銭洗弁天も小さかったですがそちらは敷地が狭いというのもありそうですが、
葛原岡神社は割とスペースがあると思うので不思議ですね。
後ろの方墳がメインと言うことを示しているのか…などと思いつつ。
鎌倉には何回も言っていますが、今までは長谷寺、明月院、浄妙寺、
江ノ島や水族館、鶴ケ岡八幡宮など有名なスポットに行くだけでした。
今回はここ数年の勉強の効果もあって、
少しディープめな鎌倉スポットを巡ることができたかなと思います。
葛原岡神社から街の方を臨んだところです。
古代からずっと鎌倉を見守っているのですね。